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吉野秋彦さんは国産のメンマにこだわる「株式会社タケマン」の会長さんとのことです。
メンマの生産や、産地についてほとんど考えたこともなかったので、
どんな方なのか、どんな会社なのか気になり早速調べて見ました。
吉野秋彦さんのプロフィール
吉野秋彦さんは、福岡県福岡市の西側に位置する糸島市に工場を構える「株式会社タケマン」の元社長で現在は会長さんとのことです。
現在は、会社概要を見ると代表取締役・吉野 優子さんというお名前があります。奥様でしょうか?
2022年1月に社長を退任されたとのことです。
HPを見ると、「メンマを本気でつくっている会社です!」とのキーワードが。
学歴は事業構想大学院、メンマ歴は20年!
さぞや、メンマに熱い情熱を持っているのかと思ったら、実はたまたま最初に勤めた会社がメンマを作っていただけ
8年近く勤務の中でメンマの製造と開発に携わり、中国の現地工場で働いたこともあったそうです。
でも、メンマそのものに特別な想い入れがあったわけではなかったらしいです。素直な方ですね(笑)
ただ、 作り手として「作った商品をしっかり自分の手で確認し、自らでお客様にお届けしたい」との気持ちから、
独立して会社を設立したとのことでした。
やっぱり、熱い気持ちはお持ちの方ですね!
吉野秋彦さんの国産メンマへのこだわり
「株式会社タケマン」は全国的に問題になっている放置竹林問題について真剣に考え、
解決するために様々な活動をされているとのこと。
竹は繁殖力がとても強くアスファルトを突き破るなどのパワーを持っており、
既存の植生を破壊したりがけ崩れの原因になったりなど、多くの「竹害」があるとのこと。
現在日本で食されているメンマは、99%以上が中国等の海外産原料が使用されています。
これ私は知らなかったですね。
日本でメンマが最も使われる料理はラーメンですが、具材にもこだわるお店は年々増加しています。
しかし、メンマだけは国産のものがなく国産にこだわりたくても、理想の一杯が実現できない状況だったようです。
確かにメンマって、どこのラーメン屋さんも似たり寄ったりで、具材としてはチャーシューがメインで各店でこだわりがありますよね。
その状況を何とかしたいということと、工場の建設予定地としての糸島に、竹がたくさんあったのもきっかけだったそうです。
いい流れで導かれていますよね。
「株式会社タケマン」の国産メンマは、全国的に問題視されている放置竹林の「孟宗竹」という種類の竹を使用することで、
竹林の環境整備にも結びつけています。
「孟宗竹」は成長すると、すっごい硬くて、太くて長くなりますが、タケノコは食べますよね。
あれでメンマできるんですね。
そして、今ではメンマ作りと良質な原料確保のための竹林整備を全国各地多くの方々に取り組んでもらえるように、
出張講習などを行なっているとのこと。
たかがメンマとは言わせない。試行錯誤の末に生まれた新しい国産メンマ
美味しいと感じてもらうメンマには風味と食感が欠かせないとのこと。
熱のダメージを限りなくゼロに近づける生産方法で、これまでに約1600のお店と取引!!
くぅ~、これはおいしそう!もはやメインディッシュになりますね!
吉野秋彦さんの今後の目標
メンマに仕事としての情熱を注ぐ、吉野秋彦さん。
しかし、過去には従業員が次々とやめてしまうこともあったそうです。
その際にも社長である自分が仕事の意味や意義をきちんと伝えられていなかったからだと考え、
評価制度から刷新し、「チャレンジすることに価値がある」という理念を軸に、行動で評価することにしたそうです。
評価制度を導入したことで、従業員からはどこを目指せばいいのか、何をやればいいのかが明確になったとの声もあったそうです。
一緒に働く従業員の気持ちも大事にしていますね!
しかし、そういった社長業と良いものを作って売ることを中心に仕事をしたいという思いの両立は難しく、
2022年の1月までは社長業は退任。
今後の経営は新社長に任せるとのこと。
ご自身が会長として進めていきたいことは、
吉野: 一つはメンマ業界の活性化です。最近も、お客様の中でメンマを上手に使ってくれているお店を表彰するイベントを開催しました。 メンマを表彰するなんて馬鹿げた話に思われるかもしれませんが、大々的にアピールさせてもらいました。 ラーメン屋さんが喜んでくれるんです。誰も目を向けない素材にまでこだわっているのに、今までは誰からも褒めてもらえていなかったですからね。 僕は、ラーメン屋さんの小さなこだわりをしっかりと表彰してあげたいんです。それを広く世の中に周知していけば、業界は自ずと活性化していくと信じています。
引用元:https://bizhint.jp
もともとは仕事がきっかけでメンマに関わったとのことですが、今ではすっかりメンマ愛があふれていますね!
また、先述した全国の放置竹林の整備にも思いがあるようです。
吉野: もともとは、国産のメンマを作りたくて、地権者の方に「山に入らせてください」とお願いしていました。実際に入ってみて、竹林を整備する大変さを痛感しました。なかには、本当に今にでも倒れそうな竹が家の近くにあったりします。地権者の方がそういう環境で暮らしているので、少しでも不安を取り除いてあげたいですね。だから、 今はメンマの材料ありきではやっていません。タケマンとして地域の人々に貢献し、安心して暮らせる糸島にすることが最大のミッションだと考えています。
引用元:https://bizhint.jp
ラーメン屋さんを喜ばせるためのイベントも、放置竹林の整備についても、人とのつながりを大事にしているのを強く感じますね。
まとめ
メンマ愛があふれる「株式会社タケマン」の会長の吉野秋彦さんは、従業員や地域の人々も大切にする
人間愛もあふれる素晴らしい人物でした!
こういった方と仕事をしていると、お金だけじゃないなと報酬以外のモテベーションもあがるのではないしょうか!
今後も発展していってほしい企業であり、吉野秋彦会長も自分の思いを形にできる仕事をできるといいですね!
タケマンさんのメンマ食べたくなりましたが、人気でなかなか購入できないとのこと!
粘り強く購入にたどり着きたいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!